海の藻屑となりてえ【ADHD日記】
ADHDの日記・体験談
「海の藻屑になりてぇ、」
今日は1人で海にきた。
海は壮大で静かで、そっと撫で下ろしくれるかのように心を落ちつかしてくれる。
海はいつでも僕のお気に入りの場所。
そして、青空が空いっぱいに広がる中でゆっくりと本をよんで、グッーと背筋を伸ばしながらこう考える。
- 「海の藻屑になりてえぇ、、」
- 「このままどうやって生きていこう?」
これは、何十回何百回と考えても、答えが出ない。
今のぼくの心境は何十キロに及ぶゴールのない富士山の樹海を1人で迷子になっているようだ。
くらくて、誰もいない場所に1人でどちらにいけばいいのかわからないまま、あちらこちらしている・・・
そんな気分。
ADHDということもあり、社会にでてもなじめない。何かをするとミスをする。怒られて自分を責めるの繰り返し。
「はぁ〜」とため息がでる毎日。
ADHDにより社会になじめず、1人になる機会がとても増えたし、悲しくなることがある。
大学時代は友人とずっといたが、大学卒業後ニートになってからは1年間の95%の時間を1人で過ごすようになった。
人との付き合いかたもわすれ、孤独とはすっかりと友達になれた。
ここでふと感じることが、、、
「人間って不思議なもので、孤独にもなれることができる。」
ということ。
驚くことに、ぼくは外で外国人を見つけると声をかけるようなアクティブでアウトドアな男として周りからみられていたが、今ではADHDの特性でインドアで引きこもりにもなれるようになった。
一日中家から出ない日もあるくらいだ。
ADHDのおかげで、外も中もいけるという、二刀流になることもできた。
それが大学を卒業した後の唯一の大きな収穫かな。
たとえば、
- 「1人でYouTube をするようになったし、1人でプログラミング・ブログ制作など、独学でなんでもできるようになった。」
- 「他人に流されずに全てを1人で意思決定し、情報を手に入れる習慣をつけれるようになった。」
そうやって、孤独と友達になることはかならずしもマイナスばかりをまねいてくるわけではない。
くわえて、大学生の時は「友人がしていたから俺も同じことしとこう。。」という周りに流されることがあったが、今は一切ない。
もうそうやって、プラスに捉えるしかない。
プラスに捉えないと物事がうまく行かない気がしてやまない。
それでも、「海の藻屑になりてぇなぁ・・」
がんばれ俺。